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笠利エリア観光ガイド

奄美空港がある笠利町のビーチ・⁠展望スポットガイド。土盛海岸・⁠あやまる岬・⁠打田原海岸など、空港からすぐの好アクセスで海を楽しめるエリアの特徴とアクセスを紹介。

文・はげ〜
笠利エリア観光ガイド

奄美空港を出て車で10分も走れば、もう白砂と遠浅の海に着きます。空港のある笠利町は島の北端にあって、主要なビーチと展望スポットがその半径10分圏内にほとんど収まっています。飛行機を降りた直後の中途半端な時間や、帰る日の午前中でも海を見に行けるということです。着いた日にいきなり名瀬まで50分走ってしまうと、この近さを使わないまま旅が終わります。

もうひとつ先に知っておくと得をするのが、時間帯です。笠利の主要なビーチと展望台は東から北東を向いているので、きれいに見えるのは午前中から昼にかけて。夕日を期待して夕方に行くと逆光になります。以下、スポットごとにアクセスと見に行く時間帯、注意点を書いていきます。

空港からの距離

車で6〜10分

主要スポットまで

ビーチの特徴

白砂・遠浅

珊瑚礁の海

海開き

4月〜

快適な時期は6〜10月

移動手段

レンタカー推奨

一部バス停あり

土盛海岸 — 「ブルーエンジェル」と呼ばれる透明度

笠利町を代表するビーチが土盛(とももり)海岸です。晴れた日の海の青さは地元で「ブルーエンジェル」と呼ばれるほどで、透明度の高さと白砂のコントラストが際立ちます。空港からは車で6〜10分、ビーチのすぐそばに無料の駐車スペース(約10台分)があり、駐車場からほぼ直接ビーチに出られる手軽さも魅力です。路線バスを使う場合は「土盛」バス停から徒歩約9分。

土盛海岸。砂浜植物の間を抜ける白砂の小道の先に、快晴のエメラルド〜ターコイズのグラデーションが美しい遠浅の海が広がる
「ブルーエンジェル」と呼ばれる土盛海岸の透明度。ビーチへの小道を抜けた先に広がる

〒894-0501 鹿児島県奄美市笠利町大字宇宿

ビーチは東(北東)向きのため、午前中〜朝の時間帯が逆光にならず一番きれいに見えます。夕日を狙うスポットではないので、写真目的なら午前中に訪れるのがおすすめです。遠浅で波が穏やかな日が多く、泳がずに散策するだけでも楽しめますが、シーズン中は監視員がいない時間帯もあるため、遊泳は自己責任が基本です。

あやまる岬観光公園 — 高台から太平洋を一望する展望スポット

島の北東の突端に位置するあやまる岬は、球状の丘陵地形が特徴の景勝地。奄美十景・⁠新鹿児島百景にも数えられ、晴れた日には東の海上に喜界島を望むこともできます。展望台が真東を向いているため、こちらも日の出のタイミングが最も映えます(夕日は展望台の西側からのみ見える構造)。

あやまる岬の入口に立つ看板と、その先に広がる太平洋の景色

奄美十景・新鹿児島百景

あやまる岬

〒894-0624 鹿児島県奄美市笠利町大字須野682

展望台へ続く園路の入口には「あやまる岬」の看板が立ち、その奥にはすでに太平洋の青が広がります。看板脇には地名の由来を伝える石碑もあり、展望台に着く前から旅の気分が高まるスポットです。

入園は無料で、公園の受付時間は8:30〜16:30。園内の展望カフェ「MISHORAN CAFE(みしょらんカフェ)」は9:30〜17:00(フードのラストオーダー16:00・⁠ドリンク16:45、水曜のみ13:00〜17:00営業)で、荒天時や年末年始は休業することがあります。ソテツジャングル・⁠海水プール・⁠サイクルトレインなど家族連れ向けの施設も充実しており、駐車場は乗用車20台前後+大型車スペースあり。空港からは車で約8〜10分。

あやまる岬の展望台から見た日の出前の太平洋。手前にソテツの葉、海上に喜界島の島影
あやまる岬の展望台は、日の出の時間帯が最も美しい
「あやまるの名の由来」を伝える石碑。手鞠に似た地形が由来と記されている

豆知識 — 「あやまる」の名の由来

奄美の女性たちは正月になると、赤・青・黄の色とりどりの糸で刺繍した美しい手鞠をつきながら手鞠歌を唄う風習がありました。この岬一帯のなだらかな地形が「アヤに織られた手鞠」によく似ていることから、いつの頃からか「アヤマル」と呼ばれるようになり、地名になったと伝えられています。

打田原海岸 — 混みにくい「隠れ家」ビーチ

打田原海岸。人けのない湾内に静かなエメラルドグリーンの海が広がる

混雑を避けたいなら

打田原(うったばる)海岸

〒894-0507 鹿児島県奄美市笠利町大字喜瀬

観光客の少なさで選ぶなら候補になるビーチ。湾内に位置するため波が穏やかで、白い砂浜と青い海のコントラストが美しい一方、知名度の高い土盛海岸ほど混雑しません。シャワー・トイレは整備されていますが、駐車場は5台程度と少なめなので、夏場の週末は午前中の早い時間に着くのが無難です(地元の人は夕方に訪れる傾向もあります)。

足を延ばすなら — 用安海岸・⁠笠利崎灯台

主要3スポット以外にも、笠利町には見ておきたい場所があります。用安(よあん)海岸は白砂のビーチが続くリゾートエリアで、周辺にホテルが集まりマリンスポーツも盛ん。

〒894-0508 鹿児島県奄美市笠利町大字用安

石段の先に立つ笠利崎灯台。青空と緑の茂みに囲まれた白い灯台

島最北端の穴場

笠利崎灯台

〒894-0621 鹿児島県奄美市笠利町大字用

急な階段を上った先に太平洋の絶景が広がる穴場スポットで、「夢かなえ亀」の像が地元の言い伝えとして知られています。時間に余裕がある旅程なら、ビーチ巡りのついでに立ち寄る価値があります。

海のあとの腹ごしらえに — 鶏飯発祥の店「みなとや」

鶏飯みなとやと書かれた皿に盛られた、鶏のほぐし身や錦糸卵などの具材

空港から車で10分

奄美・笠利町の鶏飯「元祖鶏飯 みなとや」

昭和21年創業、鶏飯という食べ方を生んだとされる発祥の店。すべて手作りのため受付は10分に1組程度、材料がなくなり次第終了という独特のシステムがあるので、詳しくは取材記事で確認してから向かうのがおすすめです。

笠利エリアを楽しむときのポイント

  • 到着日・⁠出発日に組み込みやすい。空港から10分圏内にスポットが集中しているため、飛行機の待ち時間や到着直後の隙間時間を有効に使えます。写真目的なら、いずれのスポットも午前中〜朝がベストタイミングです。
  • 6月〜10月は海のクラゲに注意。この時期はハブクラゲなど危険なクラゲが発生しやすく、刺されると重症化するケースもあります。防止ネットの設置状況はビーチによって異なるため、現地の看板を必ず確認し、不明な場合は笠利町産業振興課(0997-63-1111)へ問い合わせるのが確実です。
  • 監視員のいないビーチが多い。遊泳は自己責任が基本になるため、海況を自分で確認する習慣を。
  • バス便は本数が限られる。土盛海岸のように最寄りバス停があるスポットもありますが、複数のビーチを回るならレンタカーが現実的です。

笠利町だけでなく島全体の季節・⁠アクセスを踏まえて旅を組み立てたい場合は、奄美大島観光完全ガイドもあわせてご覧ください。海と森を組み合わせた具体的な行程は2泊3日モデルコースで紹介しています。


このページの情報について: 施設の営業時間・⁠設備状況は変わることがあります。訪問前に公式サイト・⁠現地窓口で最新情報をご確認ください。

よくある質問

空港からどのくらいですか?

主要スポットが空港から車で10分圏内に集まっています。土盛海岸は車で6〜10分、あやまる岬観光公園は約8〜10分です。到着直後や出発前の短い時間にも組み込めます。

写真を撮るなら何時がいいですか?

午前中から朝です。土盛海岸は東(北東)向きのため、午前中の時間帯が逆光になりません。夕日を狙うスポットではないので、写真目的なら午前中に訪れるのがおすすめです。

泳いでも大丈夫ですか?

監視員のいないビーチが多く、遊泳は自己責任が基本になります。6月から10月はハブクラゲなど危険なクラゲが発生しやすく、刺されると重症化するケースもあります。防止ネットの設置状況はビーチによって異なるため、現地の看板を必ず確認し、不明な場合は笠利町産業振興課(0997-63-1111)へ問い合わせてください。

駐車場はありますか?

土盛海岸はビーチのすぐそばに無料の駐車スペースが約10台分あります。あやまる岬観光公園は乗用車20台前後と大型車スペース。打田原海岸は5台程度と少なめなので、夏場の週末は午前中の早い時間に着くのが無難です。

あやまる岬に入園料はかかりますか?

入園は無料です。公園の受付時間は8:30〜16:30。園内の展望カフェ「MISHORAN CAFE」は9:30〜17:00(フードのラストオーダー16:00・ドリンク16:45、水曜のみ13:00〜17:00営業)で、荒天時や年末年始は休業することがあります。